空気
空気。
窒素と酸素を主成分とする気体のことではありません。
フジテレビ系列の「リーガルハイ」の再放送を観ました。
主人公の古見門研介が、中学校のいじめ問題で原告の弁護人として法廷で訴えた言葉。
「いじめの敵は、生徒でも学校でも社会でもない。
大多数が右に行くから右に行く、という空気だ。」
日本人が特に気にすると言われる「空気」。
空気を読め、とも言われますが、この至って曖昧な存在に、私たちはどれだけ影響されているのでしょうか。
常識という名の空気。
組織という名の空気。
民意という名の空気。
私たち一人ひとりは、この世に生を受けた以上、自分自身の幸せを追求して良いはず。
なのに、他者のために必要以上に自己犠牲を強いられているような気がしてなりません。
幸せになるために、もっと自分を表現しよう、もっと自分を発信しよう。
一人ひとりがその他大勢に埋没しない生き方をすることが、空気を作らない方法なのだと思います。